まほろばRCナイト｜『Beyond the Despair』バックヤードウルトラ上映会 受付終了

神奈川県秦野市、小田急「秦野駅」北口の時計台(まほろば大橋)を発着点に活動しているランニングコミュニティ『まほろばRunning Community』主宰の水野倫太郎(みちたろう)です。
 

ランニングとは自由だ。

広い意味合いにおいては、子ども時代の「鬼ごっこ」でさえ、ある種のランニングであり、オリンピック種目でもある「100m走」や「1500m走」、42.195kmを走る「フルマラソン」は、まさに代表的なランニングだ。

中には、フルマラソンよりも長い距離を走る「ウルトラマラソン」や舞台を大自然へと移した「トレイルランニング」というものもある。

距離や実施環境以外にも、多様な目的の元に、取り組む人の数だけランニングがあると言っても過言ではない。

順位や記録を競い合うものもあれば、一日の仕事の疲れを振り払うかのように個人で黙々と行うものもある。人との交流を目的にしたものも人気がある。

その中でも、とりわけ特異なランニングが存在する。

「バックヤードウルトラ」


1時間のうちに、6.7kmを走ると聞けば、何のことはない。

ただ、そこに「参加者が最後の1人になるまで"毎"時間6.7kmを走る」と付け加えれば、狂気じみたものを感じる人は少なくないだろう。

実際、このランニング"種目"の世界記録が108周(つまり108時間！)、総距離724,248kmだと聞けば、かなり強烈だ。

最後の1人になるまで走ることで"殴り合う"過酷なデスマッチのようにも思えるが、「バックヤードウルトラ」にはいわゆる"競走"を超えた不思議な側面がある。

「バックヤードウルトラとは競走なのか？あるいは…」

「そもそも人は何を求めて、走るのか？」

「走ることは、ランナーたちに何をもたらすのか？あるいは、何かを奪い去るのか？」

『Beyond the Despair』。日本代表の権利を求めて、オーストラリアの「バックヤードウルトラ」に挑戦した男、川満 武徳のドキュメンタリーを通して、走ることの本質を垣間見る。それぞれに感じ取る。

そんな夜を共に過ごしましょう。少しばかりのおつまみと、グラスを片手に。

【概要】

・会場:

丹沢日和Nature Activity Base

小田急電鉄秦野駅北口　小田急マルシェ2階

・スケジュール

8/8(木) 

19:00〜 開場 

※軽飲食の提供あり。差し入れ、持ち込みも大歓迎です。

19:30〜20:30 上映会

20:30〜 懇親会

※主催者の水野を含め、バックヤードウルトラ経験者が少しだけマイクを握るかもしれません。握らないかもしれません。

・参加費: 2000円

※制作者還元フィー、会場費、軽飲食費。

・定員: 20名

<日本におけるバックヤードウルトラ>

アメリカでこの種目の第一回大会が開かれたのが2011年。日本での初開催は2020年。

その後、年々、人気は高まり、2023年には、東京、群馬、福島、京都、島根、北海道、新潟の全国7か所で同時開催されるという広がりを見せている。

2024年10月には、各国15名の代表選手が、全世界同時スタート(会場はそれぞれの国内)で、チームとしての合計周回数を競う世界大会「バックヤードウルトラ サテライト大会」が開催される。まほろばRC主宰の水野も、昨年の東京会場で70周、469kmを記録し、日本代表として同大会に参戦予定。

＜まほろばRunning Communityとは＞

通称、まほろばRC。主に、毎週水曜日、早朝6:00〜 小田急「秦野駅」北口の時計台(まほろば大橋)集合でグループランニングをしています。事前連絡や会員登録、参加費も不要。どなたでも気軽に参加可能です。

固定のコースは決めずに、権現山や震生湖湖畔、「くずはの家」など週替わりで目的地を設定し、秦野市の魅力を発見するように、1時間で5〜7kmを走っています。

グループランニング以外にも、ヤビツ峠クリーニング活動や親子トレランイベントの開催など、ランニングとローカルをつなぐ活動に取り組んでいます。