塩の道・千国街道（松本街道）

その他

道路元標〜牛つなぎ石〜長者ヶ原遺跡、考古館

塩の道(松本街道)の起点に置かれた道路元標。北陸道（加賀街道）との分岐点に置かれています。道路元標を確認し、出発して400m(所要10分)ほど進むと北陸道から塩の道への分岐の目印（追分石）として置いてあったものを西性寺に移した「牛つなぎ石」を見ることができます。これは、牛方が牛をつないていた石です。更に3.0km(所要30分)進むと縄文中期を中心に大規模な集落が形成され、ヒスイの加工地として交易の拠点であった場所に「長者ヶ原遺跡・長者ヶ原考古館」があります。

8.2km 100分

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ウトウ〜フォッサマグナパーク

塩の道の勾配を緩やかにするために、人工的に掘られたＵ字型の地形のことを指し、古代の土木工事跡です。更に3.0km(40分)行くと「フォッサマグナパーク」があります。日本列島を東西に分ける糸魚川・静岡構造線の断層が観察できる公園です。

7.5km 100分

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山口関所跡

街道中の要所で江戸時代には口留番所が置かれ、関所を往来する荷物の改めや運上銀の取立が行われていました。対岸の日吉神社の「おててこ舞」は無形文化財です。

0.1km 5分

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根知・塩の道資料館

民家を資料館にしています。ボッカのふるさとともいわれた根知谷の歩荷の衣装や道具を展示し当時の苦労を偲ばせています。料金:大人500円。営業時間:９時〜16時。※ボッカ=出荷。荷物を背負って山越えをすること。特に、山小屋などに荷揚げをすること。また、それを職業とする人。

1.5km 30分

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大ザイの神(一本杉)

一本杉の古木。大ザイの神は悪霊の侵入を防ぐために峠などに祭った神。根知谷を一望でき、雪の多い冬はこの木を目標に歩み、牛方もボッカもみなここで休憩しました。

2km 45分

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白池と歩荷茶屋跡

白池(しろいけ)の湖面には、日本百名山である雨飾山ほか鬼ヶ面山・駒ケ岳が湖面に陰を落とします。近くには、歩荷茶屋跡が残ります。戸倉山の山麓にあります。

1.2km 30分

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角間池

池面に映える景色が美しい。付近はブナやユキツバキなどが群生し、アマゴイルリトンボ生息地の南限であるため、長野県自然環境保全地域に指定されています。

0.3km 30分

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大網峠

海抜約840ｍ、戸倉山腹にあります。付近はブナ、ナラ、トチの原生林で、天然記念物級の大樹海が広がります。信越文化交流の接点。「牛方と山姥」の伝説があります。

3.5km 70分

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牛の水飲み場

沢筋の岩盤に丸いくぼみを作り、沢水をためて歩荷の引く牛が水を飲みやすいように工夫されています。

1km 20分

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横川の吊橋

往年の難所の一つである横川渓谷にあり、街道中唯一の吊橋です。断崖上にあって危険ですが、吊橋を架けるには絶好地です。眼下はめくるめく激流です。

1.5km 35分

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大網・古宮諏訪神社〜旧大綱橋跡(大岩)

戦国期には千国街道中信州の北端に位置した要塞であり、大網集落は荷継宿として栄えました。集落内の古宮諏訪神社は奴奈川姫の子である建御名方命の誕生の地とされています。更に2.5km(35分)進むと「旧大綱橋跡-大岩」に着きます。姫川第2発電所の南に橋脚台となった巨石に橋げたの穴12ヶ所が残されています。大町以北最大の橋でもありました。大綱橋の架橋工事への従事は、大町組全域や越後方面にも及びました。

5.2km 85分

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ボッカトチノキ

「葛葉の大栃」の名で知られています。ボッカたちが木陰で休息した街道時代からの遺産。糸魚川市では天然記念物に指定しています。

0.3km 10分

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葛葉峠

峠に立てば前方にヒスイを産する明星山を仰ぐことができ、姫川が眼下に峡谷をなしています。地形的に信越国境の感を強くするところです。

2.3km 30分

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猫鼻の石仏群

このあたりに昔は茶屋もあったほどであるが、今は姫川に面する河原の高台に石仏群があるのみです。

2.5km 70分

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三峰様・城の越〜道の駅・小谷

三峰様は、火伏せや盗難除けのために祀られています。カヤを円錐状にした簡素な社で社殿を三社作るのが特徴。城の越とは、かつて三峰様の尾根沿い上部の小高い丘に城があって、その尾根を越えるのでその名がつきました。春先には道一面にカタクリが咲きます。更に2.1km(40分)程行くと「道の駅・小谷」があります。長野県の北の玄関口として地域の名産を販売しており、道の駅アワード2014にて「プレミアム30」に選ばれました。レストランや天然温泉施設「深山の湯」も併設されています。

4.1km 70分

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来馬・常法寺、豆平諏訪神社

常法寺はかつては薬師院と称する真言宗寺院で本尊は鎌倉後期のもので県宝に指定されています。現在の姫川河川敷から参道の長い石段に沿って杉並木があったが、明治44年の稗田山の大崩落によってその面影を失いました。豆平諏訪神社は春先にカタクリの花が群生します。

3.2km 50分

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石坂・幸田文の文学碑

日本三大崩落のひとつ、稗田山大崩落に強い関心を持った作家幸田文が現場を訪れた際に残した言葉を、受難者たちの鎮魂と山河大地の平安を祈念して、被害の大きかった石坂から稗田山を望む場所に建てられました。

2.5km 60分

その他

池原集落〜下里瀬宿

江戸時代からの農村風景、棚田、集落のたたずまい、分校の跡が色濃く残ります。集落内の街道から西へ坂を上がったところに池原庚申塔、東に池原諏訪社があります。中土の谷、上信越の山、平倉山の景観が素晴らしい。更に2.0km(40分)行くと山深い小谷の中で集落の形態をよく残す宿場「下里瀬宿」に入ります。近くには七滝と呼ばれる七段の滝があって、春先の雪解け時期には豪快な偉容を見せてくれます。

6.6km 150分

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小谷村郷土館を通り大別当石仏群

更に2.6km(50分)進むと「小谷村郷土資料館」があります。ここは約80年間小谷村役場でありましたが建物をそのまま転用し、民具・杜氏資料をはじめとしとし民族資料が抱負にあります。続いて2.0km(60分)進むと「大別当石仏群」が見えてきます。大別当集落の中を通る道沿いにあり、古い庚申塔などが並びます。千国から三夜坂までの道は小土山の崩落で通行不能となったため、大別当からの道が現在の道になりました。棚田の中を通る道は田園風景がとても素晴らしいです。

2km 50分

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千国の庄史料館・千国番所

中世から重要な拠点であった千国宿の番所前には善光寺道が分岐しています。番所跡の向かい側には大型民家を利用して番所や塩倉を復元しました。番所の様子や庶民の生活の一端を伺い知ることができます。

0.6km 20分

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親坂

坂道の途中に、弘法の清水と呼ばれている牛馬やボッカたちの水飲み場があります。坂の南の入口に庚申塚、北の登り口に馬頭塚があります。昔の風情がよく残っています。

0.8km 35分

その他

沓掛・牛方宿

昔は牛馬を泊める宿はいたるところにありましたが、今はここにあるものだけとなりました。館内を見学することができ、昔のままを伝える唯一の場所です。

1.2km 20分

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前山百体観音〜落倉自然園

百体観音とは、西国の33体・坂東の33体・秩父の34体の合計で江戸末期高遠石工の彫像といわれ、付近には古代遺跡も発見されており、古くからの居住地となっています。北アルプスが指呼の間に望まれて圧巻です。ここから1.0km(10分)程行くと、落倉高原のミズバショウ自生地が広がります。「落倉自然園」は、小規模ながら街道に近く湿原見学には好適地です。学術的に貴重な植物が群生しています。

5km 70分

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切久保諏訪神社・観音原石仏公苑

切久保諏訪神社は朱印状・鰐口・七堂の面・薙鎌・絵馬など多くの社宝を有します。観音原の石仏は合わせて187体が立ち並び、西側中央には四国八十八箇所霊場の象徴的な存在である弘法大師像が置かれています。その規模・内容ともに優れ、街道中の圧巻です。

5.5km 105分

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飯森道標・長谷寺〜貞麟寺・二僧塚

飯森道標は飯森神社の南にあります。道標は他の石造物に比べて少なく、昔の道をたどる上で重要です。また北アルプス白馬連山が障害物なしに一望できる絶景地です。長谷寺は禅宗の建築様式を伝え、本道裏の庭は名園をもって知られています。ここから4.2km(70分)行くと「貞麟寺・二僧塚」があります。曹洞宗の貞麟寺は境内の枝垂桜が有名で樹齢500年を超える天然記念物です。春、付近の山野にカタクリが群生します。二僧塚は、西行法師がこの地を訪れた時に二人の僧の死に会い、野辺送りをしたという伝説の地です。

6km 110分

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姫川源流・親海湿原自然探勝園〜佐野坂・佐野西国三十三番観音

姫川は豊富な湧水に恵まれ、日本百名水に指定されています。付近は福寿草、カタクリの群生地。親海湿原は冷温多湿な気候、滞水地形、湧水などが要因となって気の遠くなる年月を経て出来たといわれています。姫川源流とともに自然探勝園特別地域に指定されています。800m(10分)先には「佐野坂・佐野西国三十三番観音」があります。佐野坂は南北の分水嶺となっており、植物相も太平洋型と日本海型とがここで合流するといわれています。三十三番観音は街道に沿って転々と置かれています。

3.4km 55分

その他

青木湖

仁科三湖の中では最大で、白馬三山が影を落とし、秀麗幽邃な趣が深いです。湖の主は赤い牛。母牛が対岸につれて行かれた子に会いたさに泳いで渡り湖心で溺れて死んでしまったという悲しい秘話があります。

2.4km 35分

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中綱湖

冬の結氷時はワカサギ釣りでにぎわいます。湖の主はかつて湖畔にあったとされるお寺の釣鐘です。

7km 120分

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木崎湖・森城址（仁科神社）

アウトドアの拠点である木崎湖畔にある森城址は中世の豪族仁科氏の後詰の城址。湖岸段丘を利用し堅固な城でした。神社は主郭跡に建てられています。

4.5km 70分

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若一王子神社・大黒天

若一王子は仁科氏によって紀州・熊野から勧請された社で街道唯一の層塔。安曇野の道祖神も有名ですが、大町には大黒天も多数分布しています。追分道標の近くに立つ大黒天は古く、最大級の大きさで出来栄えもすばらしいものです。

2km 30分

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大町宿・塩の道ちょうじや

中世には仁科氏の、江戸時代には大町組の中心地として栄えた大町は千国街道の物資の集散地、また上下荷物の継荷宿場でした。ちょうじやはかつての塩問屋と塩蔵など塩に関する資料や生活用品が数多く展示されています。